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おひとりおひとりに合ったコースの形

男性で年齢も私よりも若いですが、本当に少食のお客様が月一回程 来店されます。
コース料理の半分位の串を残すので、結果として捨ててしまいます。

この様な事をその方が来られると毎回なるので、食材にも申し訳ないので、
本人には伝えずにコース料理の串の量を減らして提供してみました。
すると、今日は全て食べれた!美味しかった!って喜んでくれてました。
勿論、コースのお代金はいつもと同じ金額を頂戴致しております。
これが、ひとりひとりに合った形なのかな、っと感じました。
お席分のお代金は頂戴するのですが、その方が何を望んでおられるのかを考える。
美味しい焼鳥を食べたい!でも沢山出てこられるとそこまで食べる自信がない。
お金の事は大した話では無くて、一生懸命焼いて提供してくれる姿勢と、
空間と、時間を楽しんでくれてるので、量をへらされたから金額を減らせ!
なんて事をいう言う事では無い事を悟りました。
僕はアラカルト時代が骨身に染みてるので、
提供した品物の数だけ金額が上がっていく方式が染み付いてました!
コースに至っても同じ感覚が未だに根強いです、
6,300円の中にはお客様が損をしない様に、満足して貰える様にと思い、
数々の品物を用意していましたが、その感覚の見直しも必要なのかな!っと感じてきました。
今迄は、串の本数減らされるんだから、当然金額も減るんだよな!って言われる事が多かったので、
その恐怖感が少しトラウマになっているので、本数減らして同金額を頂戴するのは誠に申し訳ない気持ちも有りますが、
その方が何を望まれるのか、その方の気持ち良いを考えると、残す事が勿体無いと思って無理に食べて貰う事よりも、その方が無理なく食べれる量を調節する事の方が優先していきたいと感じております。
同金額では御座いますが、お客様に寄り添えるお店にしていきたいと思います。

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